Xbox GamePassはMicrosoftが運営しているゲーム遊び放題のサブスクリプションサービスです。

かつてMicrosoftはXboxという言葉を単にゲームコンソールとして定義していましたが、今ではMicrosoftが運営するゲーミングサービス、とXboxという言葉の意味そのものが変貌しています。

なにせGamePassアプリの許可を出さなかったApple対策としてブラウザ上でもクラウドゲームが動きますから。

 

サードのタイトルは各メーカーが承認したタイミングで追加され、一定期間が経過するとラインナップから外れます。

Microsoftのタイトル(ファーストタイトル)は発売日から追加され、ごく一部のタイトルを除いてラインナップから外れることはありません。

つまり、あのメーカーやこのメーカーがMicrosoft傘下になればGamePassに入っているだけでMS傘下になったメーカーのゲームが遊び放題になりますよ、といっているのに等しいのです。

 

私自身は今までGamePassを散々堪能しておきながら、GamePassについてきちんとした記事を書いていないことに気づきました。

公式サイトも引用しながらXbox GamePassを知らない方に向けてなるべくわかりやすい表現で記事にしていきます。

記事の性格上、PlayStationとの比較を多用します。

優劣を目的としたものではありませんので、ご了承ください。

 

 

1⃣ 一般ユーザー

価格:無料

機能

・Xbox Liveへのログイン

・セーブデータのクラウド保存

 

Windows10やWindows11で使用しているMicrosoftアカウントはそのままXboxで使えます。

Xboxの世界におけるオンラインサービスを Xbox Liveといい、Xbox360以降全てのXboxが接続できます。

※ 初代XboxはLAN端子を備えますがXbox Liveに接続できません。

 

ご自身のMicrosoftアカウントでXboxにログインするとゲームの進行状況に応じた実績(PlayStationでいうトロフィー)が得られるほかセーブデータのクラウド保存が可能になります。

コンシューマー機器でクラウド保存が無料なのはXboxだけです。

 

 

2⃣ Xbox Live GOLD

価格:月額842円

機能

・一般ユーザー + Xboxでオンライン対戦可能

・毎月2本、ゲームプレイ権が得られる(PlayStationでいうフリープレイ)

・有料会員専用のセールに参加する権利

 

Xbox360以降のXboxでオンライン対戦を行うために必要なライセンスです。

PlayStationでいう PlayStation Plus Essential に相当します。

Xbox Live Goldで得られたゲームはXbox Live Gold解約後はプレイできなくなりますがセーブデータは保持されているため、別途ディスクやダウンロード版を購入することで続きからプレイすることができます。

 

0円購入扱いのPlayStationではフリープレイで得たタイトルをダウンロード版として購入するにはPS Plusを完全に切る必要があります。

Xboxの場合はLive Goldの契約とは別に対象タイトルをいつでも購入しておくこともできます。

 

以前は初代Xbox,Xbox360のソフトも入手可能でこちらはGold解約後も自身のものにできたのですが、現在はこれらの配布はなくなりました。

よって長期でLive Goldを保持しているユーザーのライブラリは総じてとんでもない数になっています。

 

 

3⃣ Xbox GamePass for Console

価格:月額850円

機能

・一般ユーザー + XboxOne以降のXboxで対象タイトル遊び放題

・有料会員専用のセールに参加する権利

Riot Gameとの連携

 

XboxOne以降のXboxでゲームが遊び放題になるサービスです。

PlayStationでいう PlayStation Plus Extra が最も近いサービスと言えます。

ただし、PS Plus Extraとは異なり、こちらはXbox Live Goldを含まないため、Xnoxでオンライン対戦をするにはXbox Live Goldが別途必要な点には注意してください。

また、Xbox GamePassには初代XboxやXbox360の互換タイトルも含まれますが、Xbox360ではGamePassのタイトルを遊ぶことができない点にも注意が必要です。

 

 

4⃣ PC GamePass(旧Xbox GamePass for PC)

価格:月額850円

機能

・MicrosoftアカウントでログインしたPCで対象タイトル遊び放題

・有料会員専用のセールに参加する権利

EA Play(旧EA Access)PC版が使用可能

Riot Gameとの連携

・最初の 1 か月 は100 円、以降は月額 850 円

 

ベータ期間が終了した際に名称が変更となりました。

MicrosoftアカウントでログインしたWindows PCでゲームが遊び放題になるサービスです。

具体的にはMicrosoft Storeで販売されているタイトルが該当します。

PCゲーム=steamではありません。

Xboxではないのでオンライン対戦が無料なのも長所です。

こちらのEA PlayはPC版のみが対象で、Xbox版は対象外なのでご注意ください。

PC高速化、などで検索するとXbox関連のサービスを停止するよう書かれた記事に結構な確率で遭遇しますが、それをやってしまうと本サービスは使えなくなるものとお考え下さい。

 

 

5⃣ Xbox GamePass Ultimate ※オススメ!

価格:月額1,100円

機能

・Xbox Live Gold + Xbox GamePass for Console + PC GamePass

・有料会員専用のセールに参加する権利

・クラウドゲーミング使用可能

EA Play(旧EA Access)使用可能

・不定期にメンバー専用特典(DLCなど)が追加

・最初の 1 か月 は100 円、以降は月額 1,100 円

〇 Xbox Live Gold からのアップグレードが可能

 

1⃣から4⃣までの全サービスを内包するのがXbox GamePass Ultimateです。

Xbox,PCのどちらでもゲーム遊び放題、かつオンライン対戦可能。

Live Goldで配布されるゲームも得られます。

それに加えてクラウドゲーミングやEA Play(Xbox版、PC版両対応)、Ultimate加入者限定でDLCが配布されるなど特典が満載です。

過去の配布例を思い返すと限定DLCもありますし、結構な価格の有償DLCもありました。

Ultimateで特に強力なのがXbox Live Goldからのアップグレードを仕様として備えていることで、あまりにも強力すぎるためいつ切られてもおかしくないぶっ壊れサービスだと断言できます。

こちらについては別途記事で解説いたします。

 

 

無料会員がは別として合計4タイプの有償プランが用意されています。

私のおすすめは言うまでもなくXbox GamePass Ultimateですが、ひとりひとり最適なサービスというものは異なります。

これを読んでいただいた方にとって有益なサービスに出会えますように。